いつも記事をお読みいただきありがとうございます。

今回は、タイトル通り“筋力vs体の使い方”についての私見をつらつらと書いてみたいと思います。

最近は自分からあまりこういった話をすることもなくなったのですが、アスリートに関わっているとよく耳にする言葉のため、1度自分自身の考えを整理するのに文字にしてみました。

先に結論から書くと、どっちも大事やし両立させるもの。と考えています。そもそも天秤にかけるものではないという考えです。

 

ー “体の使い方”というワード

 

この表現が身近に現れたのは、ちょうど10年ほど前だったと記憶しています。

君は筋力は強いけどこれはできないよな?と、今でいうファンクショナルトレーニングを指導していただいたのがきっかけでした。
やったことないから難易度が高いのは当たり前なのですが、自分の体がうまくコントロールできないことに衝撃を受けしばらくやりこむ日々が続きます。

そんな中で、言葉は乱暴ですがその道の本物であろう方やちょっぴりうさんくさい方、色々な“体の使い方”を推す人達にお会いしました。

 

ー 筋力が強いと体の使い方は悪いのか

 

ワークショップに参加したり、直接足を運んでみたり、本当にたくさんの方にお会いしました。

漫画みたいに片手で体を操られるなんてこともあれば、この姿勢からじゃ押せないですよね?いや押せます(むん!!)みたいなこともあり、結局何がいいんだろうと考え続けながらも、根底にはこれまでの取り組みを否定された(ような気になっていた)ことに対する悔しさみたいなものがあったのだと思います。

筋力が強い(トレーニングをしている)と、体の使い方が悪いように扱われることが多く、そんなに筋肉つけなくてもこうやって動けば大きな力が出せますよ、とよく言われたものです。

そこで、まずは自分自身のことを掘り下げてみることにしました。

確かに筋力は人並みよりは強いが、柔道をずっと続けていたこともあって体の使い方についても取り組んできたよな?という矛盾に気がつきます(これまでは自分の体の使い方は0だと思っていたため)

そもそもこの考えって両立できないものなのか?と、この辺りから少しずつ今の考えに近づいてきました。

 

ー トレーニングと体の使い方

 

これだけ書いておいてなんですが、体の使い方というのは少し抽象的なので普段はあまり使わないようにしています。

体の使い方がいいと伝えても、それってどういうこと?と問われるとまだしっくりくる答えを返すことができません。

最小限の動きで最大限の力を発揮している…なんてのは本当に最小限の動きなのかまだわかりませんし、苦し紛れに話は繋げても自分の中でこれだという説明には程遠い。

それでも、アスリートにとって少ない動きで大きな力をうむということは物凄く大切であることには変わりない。

 

ー トレーニングと動きの住み分け

 

トレーニングをおこなう時はできる限り筋肉に負荷をかけます。動作としてはとても効率が悪い動き方です。負荷をかけるということは疲労するということですから、競技中の動きとしてはとても非効率的です。

ただし、トレーニング効果(筋肥大や筋力の向上)を得るためには適応を促すためにこの方法が必要です。

パワーリフティングでも練習とトレーニングが混同されがちですが、この住み分け(目的の違い)を理解しておくことで効率の良い動きを身につけるための練習なのか、土台となる筋力を養うためのトレーニングなのかが整理できると思います。

軽いものをどれだけ重く感じることができるか、重いものをどれだけ軽く感じることができるか、この違いは非常に大切です。

 

ー どちらかではなく、どちらも

 

これまでたくさんのアスリートを見る機会に恵まれましたが、試合で活躍するような選手ほど筋力も強いし動きもいいというのが印象です。

アメフトの最上位であるNFL選手はでかくて速くて強い象徴のような存在ですが、でかくても動けないといけないし、動けるならでかい方が強いと非常にシンプルでわかりやすいです。

しかし、面白いものでベンチプレスさせたらめちゃくちゃ弱いのに、当たらせたら強いなんて選手もいます。

なんであいつあんな強いんや…と不思議に思う場面を何度もみてきましたが、こういう選手はざっくりですが体の使い方、この場合でいう当たる技術が非常に高いんじゃないかと考えています。

なんだかコンタクトスポーツ限定の話にはなってしまいましたが、質量が武器にならないスポーツではでかい必要はないと思いますし、その競技に合わせるのがベストです。

 

ー まとまらないまとめ

 

ここまで色々と思考を巡らせながら書いてはみましたが、書きながらも考えが少し動いたり整理されたりと自分自身がいい勉強になりました。

自分がパワーリフティングの練習を行う際もどうすれば同じ重量がより軽く、より速く挙上できるのかを常に考え感じながらおこなっています。

これもいわゆる体の使い方なんじゃないかと思っているのですが、真理に辿り着くのはまだまだ先になりそうです。

より効率的に動くことと、非効率な負荷をかけて鍛錬すること。これらは相対するようで実はどちらも体をうまく扱うことが必要です。

何ともまとまっていない話ですが、あまり極論に捉われず柔軟に色々なアプローチをしていくことがパフォーマンスをアップするためには必要なのかなと考えています。