今回は、私が関わりの多いサッカーにおいてトレーニングすることの重要性を競技特性と体力特性から考えてみました。

 

サッカーの競技特性

サッカーに限らずその競技に必要な体力特性を考える上で、ルールや戦術&戦略などの競技特性が重要です。

競技特性をサッカーで考えると、

  • 1チーム11人、22人で試合をする(ゴールキーパ−1人、フィールドプレイヤー10人)
  • 105m×68mのフィールド
  • 1試合90分(+延長戦含めると120分)
  • ゴールキーパー以外は手の使用ができない、主に脚でボールを扱う
  • 相手ゴールにボールを入れることで得点し、試合終了時に多く得点したチームの勝利
  • 攻撃、守備、攻→守&守→攻の切り替えの局面

などがあります。

 

サッカーの体力特性

このような競技特性のあるサッカーでは、1試合90分間広いフィールドで約10km程度の距離を移動すると言われています。

試合での約80%はウォーキングやジョギングや静止などの休息(回復)をしながら、20%は高強度のランやダッシュ、方向転換(加速、減速、ストップ、再加速)、ジャンプ、コンタクトなどの高強度運動を行う間欠的な運動の繰り返しです。

サッカーの1つのプレーをアクションと考えた場合に、高強度運動のアクションの質とアクション頻度を高く保ち90分間維持してプレーできるかが勝負どころで得点につながるプレー&ゴールを守るプレーとなり、勝敗に繋がります。

そのためサッカーの体力特性を考えた場合、

  • アクションの質(100%のアクション)
  • アクションの頻度(アクションをどれだけ多く行えるか(より短い時間で回復できるか))
  • アクションの質の維持(試合後半での質(爆発力)の低下を抑える)
  • アクションの頻度の維持(試合開始から後半まで高いアクション頻度(回復力)を維持する)

上記の4つのアクションの要素で考えることができます。

 

もちろん体力だけでなくアクションを行う際に

  • どのポジションから
  • どの身体の向きや姿勢で
  • どのタイミングで
  • どの方向へ
  • どの速さで

実行するかの戦術&戦略がアクションを実行する上で重要です。

攻撃、守備、攻→守、守→攻の切り替えの4つの局面で「戦術&戦略・コミュニケーション・競技スキル・体力」のそれぞれの要素が常に影響しあってアクションの状況認識→判断&実行をします。

サッカーのレベルが上がってくると、そのような状況認識→判断&実行を高い質で高頻度のアクションで試合開始から後半までハイテンポで行えるようになります。

言い換えると、試合開始から後半までハイテンポで高い質と高頻度のアクションが行える体力が必要となります。

 

ここまで話すとなんとなくサッカーは体力面の要求が非常に高いスポーツだということが理解できると思います。

次回は4つのアクションの要素を高める重要性について、それぞれのアクションが低いとどのような現象が起こるか、また改善のトレーニング方法も考えていきます。