いつも記事をご覧いただきありがとうございます。

今回から部活動シリーズということで、私自身が高校、大学カテゴリーでこれまで様々なチームに携わってきた経験と、ストレングスコーチという専門的な立場から部活動でよくある(と予想される)課題に対して普段から考えていることを提案してみたいと思います。

それぞれチーム事情や環境も違いますし、必ずしも自分の提案が当てはまるわけではありません。ひとつのアイデアとして読んでいただけると幸いです。

ー部活動でトレーニングをするメリット

運動系の部活動では、どの部活もできるだけトレーニングに取り組むことをおすすめしたいのですが、その理由をいくつか上げていきたいと思います。

1.筋力(パワーなども含め)や柔軟性が向上することで競技パフォーマンスを高めることができる

筋力=パフォーマンスと直結させると少し乱暴ですが、競技パフォーマンスの一要素である筋力を高めることは、パフォーマンスを向上させるために重要なアプローチです。

よく筋力と技術は分けて考えてしまいがちですが、筋力をその競技に活かすのも技術ですし、筋力不足が原因でうまくいかない場合もあります。また、トレーニングすると体が硬くなると思われがちですが、きちんとトレーニングすることで柔軟性も向上します。

2.怪我の予防につながる

上記の筋力、柔軟性の向上は怪我の予防にもつながります。また、入部したての1年生と3年生では体格や筋力に大きな差がありますが、その差を埋めるためにもトレーニングは有効です。

3.持久力が向上することで質の高い練習を反復することができる

これは意外と盲点なのですが、試合に勝つために体力をつけることは大前提として、より良い練習をたくさんするためにも体力は必要です。
つまり、量か質かではなく、質の高い練習をたくさんするためにもトレーニングは必要なのです。

競技の体力は競技でつける。重要なことなのですが、課題がよりピンポイントであればもっと効率よく効果的にアプローチできるのがトレーニングです。

4.シーズンに計画性をだせる

高校スポーツの場合、多くの競技が実質2年半ほどで引退することになります。その中で、インターハイや新人戦、国体など大きな試合がいくつかあり、それに合わせて年間計画を立てていきます。

年間計画にトレーニングを組み込むことで、この時期は体を作りたい、この時期は試合に向けて練習を優先したいなど、時期によってやるべきことの配分を変えることができ、スケジュールにメリハリをつけることができます。

5.天候に左右されなくなる

雨の日には、いつもよりたくさんの部活がトレーニングルームにやって来ます。
外で練習できないので今日はウエイト。やらないよりはやった方がいいのでしょうが、普段からトレーニングしていないのであれば時間の使い方を改めるべきです。

トレーニングは1日で劇的に効果がでるものではありません。日々の小さな積み重ねが大きな成果に繋がるのです。

普段からトレーニングしておくことで、天候などのイレギュラーな事態でも有意義に時間を使えるようになります。

ーとはいえトレーニング器具などの設備がない

実際にウエイト設備が整っている学校は多くはないと思います。また、あったとしてもとても部活全員で使える規模ではない場合もあります。

次回は、場所や環境を選ばずにできる自体重トレーニングを中心にトレーニング方法を提案したいと思います。