こんにちは!久保です。

今回は女性のトレーニングについてのコラムを書こうと思います。なぜこのコラムを書くに至ったかというと、僕が女性のカラダに対して異常なまでの興味があるとか、そういう不純な動機ではありません。

最近、「欧米的な美」を求めてトレーニングをする女性が多くいるのを、ツイッターとかテレビとかインスタを見て感じています。僕としてはトレーニング文化が女性に受け入れられつつあるのはとてもいいことなんじゃないかなー、と勝手に感じているわけです。が、今回はそういう風潮に対してあーだこーだ言うつもりはなくて、一人のトレーナーとして「女性がトレーニングするときの注意点」に関して述べたいと思います。もう一度言いますが、僕が女性のカラダに対して異常なまでの興味があるとか、そういう不純な動機ではありません。そういう不純な動機ではありません。そういう不純な動機ではありません。

トレーニングブーム?

上にも書いてある通り、今は女性に対するトレーニングがアツいです。メイドさんが教えてくれるジムもあるみたいです。いいですね。僕にも教えてください。

っていう冗談はさておいといて、どんなトップアスリートにしろ、レクリエーショナルなアスリートにしろ、競技関係なく何かのパフォーマンスを向上させるためにはトレーニングを行うと思いますが、その効果は男も女も関係なく、普遍なものであると思います。だから、トレーニングを行うんです。

The Female Athlete Triad

そんな中で私たちS&Cコーチの中でよく上がる話題として「The Female Athelete Triad」と呼ばれるものがあり、よく論文なんかではその頭文字をとって「FAT」と記載されていることもあります。

んで、その「FAT」とはなんぞや?というのを説明すると、FATは「Female(女性)」「Athelete(選手)」「Triad(3つのもの)」という言葉の通り「女性の三徴候」のことを指しています。具体的には

1. 摂食障害

2. 無月経症

3. 骨粗鬆症

のことです。

2005年に発表された論文によると、このFATには競技レベルは関係ないということがわかっています。つまり「一流選手だから」ということではなく、トレーニングをする誰しもがこの問題について考える必要があるということです。また、その中でもFATの高い危険性を指すアスリートは「見た目」もしくは「体重」を意識するようなスポーツに従事していることが明らかになっています。なぜこのようなガイドラインがあるかというと、女性の方が男性よりも体に対する不満や食行動の異常が多いことがわかっているからです。

健康的にトレーニングをしよう

さっきも言った通り、トレーニングが女性に広まることはとてもいいことです。しかし、趣味であるはずなのに「トレーニングをしないといけない」「いい体にならないといけない」と感じたことはないでしょうか?また、アスリートの皆さんは周囲からのプレッシャー等に押しつぶされそうになってFATに当てはまる症状は出ていませんか?

僕は医者でもなんでもないのでFATに関する知識はさほど持ち合わせていませんし、「こうしたほうがいい!」なんて軽はずみなことは言えません。ただ、本来、健康的で楽しいはずのトレーニングなのに、それによって強迫観念にかられる、なんてことがあってはいけないと思い、このコラムを書いたのでした。

アスリートの皆さんは、FATの兆候が見られたら恥ずかしがらずにすぐ医師やコーチ、監督に相談してください。また、指導者の方も女子選手のそういう面を見逃さないようにしてください。健康的にスポーツ、トレーニングを楽しみましょう。

参考文献

・Trstvet MK, Sandlot-Borgen J. the female athlete triad: are elite athletes at increased risk?. Med Sci Sports Exerc.2005

・Nazem TG, Ackerman KE. The female athlete triad. Sports Health. 2012;4(4):302-11.