皆様はじめまして。

この度ストロングジーニアスにてコラムを掲載させていただく事になりました木下進人(きのしたしんと)と申します。

高校、大学のアメリカンフットボール部にてストレングスコーチとして活動する傍ら、自身もベンチプレス競技に挑戦しております。詳しい経歴等はプロフィールを見ていただければと思います。よろしくお願いします。

私の方からは、高校、大学、社会人の男女アスリートにトレーニング指導を行ってきた経験から、アスリートに対するトレーニングを中心にお話しようと思っております。

経験則も踏まえて話をすすめるつもりですが、そこは同メンバーでウエイトトレーニングに関する研究をしている久保の方から、リアルタイムで厳しい指摘が入るのでご安心下さい。

 

アスリート×トレーニング

 

アスリートにトレーニングは必要かと聞かれると、100%イエスといって問題ないでしょう。
ただし、時間は有限であり優先順位があります。

フィジカルレベルが高くスキルに問題があるアスリートであればスキル練習を優先すべきですし、疲労度が高ければリカバリーに時間を割く。

これらのバランスがとれて、はじめてパフォーマンスが向上します。

つまり、トレーニングもパフォーマンスを向上させるためのひとつの手段であるという事です。

 

競技特性とは

 

アスリートのトレーニングには、この競技特性という言葉がよく使われます。

競技特性とは、その競技の特性、競技時間や人数、ルール、アスリートに必要な体力要素など多岐にわたります。私の指導しているアメリカンフットボールでいえば、まずは大きく強く速く。さらにはポジションによっても求められる要素が異なります。

当たる、投げる、切り返す。運動時間と休息時間の比率。突き詰めれば本当にたくさんの要素があげられます。

ここで大切なのが、そもそものトレーニングする目的はなんなのかという事です。

決して、見た目が近い事が重要ではありません。

 

練習かトレーニングか

 

トレーニングをより競技に近づけるべきか。

選手やコーチと会話する中で、このようなやりとりは皆さんも経験がおありではないでしょうか。

トレーニングの目的はチームや選手個人にもよりますが、基本的には筋力強化。もっと言えば、練習より安全に効率的に筋力を強化する。これに尽きると思います。

競技動作を模したトレーニングは、いつしかトレーニングなのか練習なのか目的が曖昧になってしまいがちです。

競技と身体能力の繋ぎとして様々なトレーニングがある事は素晴らしい事です。しかし、競技特性を最高に踏まえた動きは、やはりその競技自体なのです。

 

私が伝えたい事

 

スポーツの世界には筋力が向上する事で発揮できる技術。言い換えれば、技術を発揮するために必要な筋力が存在します。

海外遠征を終えた選手が「圧倒的なフィジカルの前では技術を発揮する事さえできなかった」と話していたのがとても印象に残っています。

コンタクトスポーツであれば特に感じやすい部分であるとは思いますが、その他ほとんどのスポーツにおいてもパワフルに動く局面は存在します。

パワフルに動く。そして、それを反復する能力。

このように、アスリートにとって必要な能力をピックアップしてトレーニングしていく事が、パフォーマンスアップには必要です。

 

最後に

 

私自身、まだまだストレングスコーチとして未熟者ではありますが、少しでもアスリート、またトレーニングに汗を流す皆様のお役に立てる情報が配信できればと思っております。

トレーニングの情報はどんどん新しいものが出てきます。
その中でも、トレンドに流されるのではなく真に必要なトレーニングをお伝えできればと思っております。

 

SC木下進人